朝野家の先祖は江戸時代中期、農耕を営みながら三田本町で日用雑貨、金物を扱い、「鍵屋」と称しました。初代鍵屋重兵衛(1777年没)は、日用雑貨・食料品を扱う傍ら農機具の販売、修理を行っていました。また、河内長野で鋳物師の修業をし、鋳物師の免許を取得。この後三田藩公認の鋳物師となり、明治維新後は朝野姓を名乗ったと記録にあります。朝野金物店の店先の一部に「鍵屋重兵衛資料館」を造り、朝野家の資料館であると共に、町並み保存・再生に取り組んで来たのは、先代・朝野久恵である。現在は九代目で日用雑貨屋を営んでおります。近くに来られたらお立ち寄りください。